パフォーマンス向上を見据えた「データアクセス方法」を理解する ユーザーによりよいサービスを提供していくために、データベースのパフォーマンスチューニングは欠かせません。これを実現していくには、最低限「データアクセスの仕組み」を理解しておく必要があります。 第2回「リレーショナルデータベースの3大構成要素とは?」で解説した通り、SQL(Structured Query Language:リレーショナルデータベースのデータを操作するための言語)でのデータアクセスは、ディスクにある表のデータをメモリにロードしてから実行されます。そのため、非効率なデータアクセスはディスクI/Oの多発を招き、パフォーマンスに影響を及ぼします。データアクセス方法の効率とデータベースのパフォーマンスは密接に関係しています。 従って、パフォーマンス問題を抱えているシステムの多くはSQLによるデータアクセス方法に問題があると