しらとり・はるひこ●1954年、青森県生まれ。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。85年に帰国後、著述業に専念。哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある。著書に『ビジネスマンのための「聖書」入門』『仏教「超」入門』『頭がよくなる思考術』『考えすぎない思考術 成功体質になる24の習慣』ほか多数。 「初めの一歩は自分への尊敬から」 「一日の終わりに反省しない」など、 心に残る鮮烈な言葉が散りばめられ、すでに 60万部を超えるベストセラーとなっているのが 『超訳 ニーチェの言葉』。 その編訳者が白取氏だ。 ベストセラーは、どのようにして生まれたのか。 名言を残している人の本を作りたいのだが、誰かいい人はいないか。そんな相談を受けたのは、2年ほど前でした。それで頭に浮かんだのが、比喩や形容が、他の哲学者とは違っていたニーチェでした。これまでの日本語の翻