「爆発的に新しいことが起こると思って、いろんなことに手を出していた」 ――参考までに、メジャー・デビューで当時何か、たとえば生活や環境等で変わったことはありましたか。 町田:いや、特に。レコード会社と専属契約を結んだだけで、どっかの、いわゆる芸能プロダクションみたいなところと契約したわけではないので、給料を貰うわけでもなく。なので何かが変わるというようなことは全くなかったですね。しかも、バンドもすぐに解散しましたし。レコード出て半年ぐらいでもう解散してましたから、言うほどたいしたことはありませんでした。それにそもそも僕自身、自分のやっている音楽で生活が成り立つと思ってませんでしたし。INUのメンバーも誰一人としてそんなこと思ってなくて、多分一生バイトしながら音楽とかやってくんだろうなと思ってましたね。 ――当時はどんなバイトをされていたんですか? 町田:まあいろいろやりましたけど、カフェで