自転車の光と影 最近、自転車愛好家が増えています。軽快なスポーツ車でさっそうと、車以上にスピードを出して走っていく姿をよく見かけます。 実は、埼玉県は自転車王国です。自転車の出荷額は全国2位、県民一人当たりの自転車保有台数は全国1位。大規模自転車道の総延長は178.8キロメートルで全国4位です。 群馬県渋川市から東京ディズニーリゾートまで全長約170キロメートルの「川沿いを走る日本一長いサイクリングロード」がありますが、そのうち約90キロメートルは埼玉県内を走行します。 自転車は、健康によく環境負荷も大変少ない、いいことずくめの「光」の部分があります。しかし、「光」あるところには、「影」があります。 まず、都市部では、なかなか自転車道を確保する余裕がないため、車道を走らずに歩道を走行する自転車が多く、歩行者に恐怖感を与えています。自転車は、道路交通法に基づく車両だという意識を