Abstract 2019年3月にWebAuthnはW3Cの正式な勧告となり、「安全」「パスワードレス」「生体認証」というキーワードとともに期待が高まっています。 昨年のbuildersconでは、注目を集め始めたWebAuthnとFIDOをきっかけとして「みんなでパスワードレスな世界を迎えるためにできることを確認しよう」というお話をしました。 その後、じわじわとWebブラウザやOSの対応が進む中、WebアプリケーションでWebAuthnを利用するためのライブラリの開発も各言語で進められています。 環境面では、2019年2月にAndroid、そして5月にはWindows HelloがFIDO2の認証を取得したことが発表されました。 これは自らセキュリティキーを購入するような新しい技術に敏感な開発者、ユーザーのみがFIDOを体験できる環境から、いわゆる一般的なユーザーもFIDOを利用できる環