全国で3千店舗以上を展開するファストフード最大手、日本マクドナルドホールディングスが平成26年12月期の連結最終損益が170億円の赤字に転落する見通しとなった。7月に発覚した品質期限切れ鶏肉問題に加えて、8月から全店舗を店内完全禁煙に踏み切ったことも影響しているようだ。 “デフレの勝ち組”と呼ばれた同社にとって赤字転落は11年ぶりで、2003年12月期に出した約71億円の赤字を100億円も上回る。 今年2月から売り上げ減少が続く中、7月下旬にチキンナゲットの調達先であった中国の食肉加工会社が消費期限切れの鶏肉を使っていたことが発覚。全店禁煙実施後の8月には全国2583店舗で「豆腐しんじょナゲット」と「マックウィング」の一部の購入者から73万円余を過剰徴収するトラブルも引き起こしてしまった。
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