米国の名門校ジョージタウン大学の教育職業センターが、米大学の学部・大学院専攻137科目について、卒業生の年間所得額を調査した。 理系の学科は概して高収入で、年間所得が学部卒レベルで10万ドル(約1200万円)超えもある。一方で4万ドル(約480万円)に満たない専門もみられ、金銭面だけを見れば大学で何を専攻するかによって差が出た。 最も「高給取り」は石油工学専攻の1632万円 「大学の専攻科目の経済価値」と題されたジョージタウン大の調査報告書は、2015年5月7日に同大教育職業センターのウェブサイトで公開された。専攻ごとに学部、大学院それぞれの卒業生が年間どれだけの収入を得ているか、グラフで示している。報告書に掲載されていた137の専攻すべての年間所得額を調べてみたが、「格差」は大きかった。 調査では専攻を15グループに分類している。高所得の上位は「STEM」と呼ばれる科学系、技術系、工学系