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人物とレビューに関するSkaarjのブックマーク (6)

  • 「優雅な暮らしにおカネは要らない」

    「優雅な暮らしに、おカネは要らない」(アレクサンダー・フォン・シェーンブルク著、畔上司訳、集英社インターナショナル刊)を読んだ。なぜ、こんなを読んだかというと、自分の消費癖をいささか重苦しく感じていたからなので、このの主張に対して、私は、いくらか好意的なバイアスを持っているかも知れないということを、あらかじめ申し上げておこう。 さて、このだが、簡単に言うと、幸せに暮らすために必要なのは、おカネよりも、良い人間関係と趣味の良い教養だ、と主張している。 著者は、新聞社にリストラされた記者だが、「フォン」が示すように、没落したとはいえ貴族であり、当に生活の危機に晒されているというわけではないので、ドイツでも、「こいつに、当に貧しい人のことが分かるか」という議論が起こるなど、毀誉褒貶があり、このこと自体が、こののセールスに貢献したらしい。 著者は貴族ではないかとか、当に生活に困っては

  • 滅びゆく知の巨人-立花隆はどこへ行くのか : 404 Blog Not Found

    2006年05月13日17:00 カテゴリ書評/画評/品評 滅びゆく知の巨人-立花隆はどこへ行くのか かつては尊敬の対象だったものが朽ちていくのを見るのは悲しい事だ。 電脳進化論 立花隆 [文庫版] 例えば「電脳進化論」と今の「メディア・ソシオポリティックス」を比較すると、彼の「知的足腰の衰え」は見るも無惨だ。 Passion For The Future: 滅びゆく国家 日はどこへ向かうのか 地位も名声も築いたのだから書籍やテレビの権威の仕事で十分なはずだが、敢えてネットで論陣を張るのが、根っからの論客なのだなと尊敬してしまう。このには、はずれた予想や、当初の誤認識も、意図的に直さず掲載したと自ら述べている。これもなんだかネット的である。立花隆の真骨頂は、頭にあるんじゃない。足にあるんだ。 ネコビルまで建てて確保した蔵書も、あくまでも事。それを第一線で活躍する者達への取材という筋ト

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  • Passion For The Future: 滅びゆく国家 日本はどこへ向かうのか

    滅びゆく国家 日はどこへ向かうのか スポンサード リンク ・滅びゆく国家 日はどこへ向かうのか 立花隆の日経BPサイトの大人気の連載を書籍化した一冊。 ・立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/ この連載は毎回かなりの長文なので紙の方が読みやすくなった。 小泉改革、天皇制、新憲法、中国問題、防衛問題、ライブドア事件、耐震構造偽装事件など、時事問題に対して果敢にリアルタイムに論評を加えていく。各テーマについて調べる時間は少なかったはずである。 総選挙前の自民大敗の予想は見事にはずれたし、IT業界についてはよくご存知でないのかもと感じる論評もあるのだけれど「立花隆だったらどう考えるか」がこのの読みどころなのだと思う。 不完全な情報の断片から、想像力を発揮して、物事の

  • Something Orange - 本田透「萌える男」にかんする記事を読んでいろいろと考える

    「物語三昧」の田透「萌える男」にかんする記事を読んでいろいろと考える。 田透にかんしてはいつかまとまった量の記事を書こうと思っているんだけれど、こういう理路整然とした記事を読むと、なおさらその必要性を感じます。ぼくは田さんの論理展開にまったく賛同しないけれども、しかしかれの思想には無視できないものを感じているのです。 田さんの論理展開は、はっきりいって、でたらめです。宮沢賢治は「妹萌え」で詩を書いたとか、オタク恋愛ニートだとか、荒唐無稽としかいいようがない。 だから、その気になれば、かれの理論の間違いを箇条書きにして何十行もならべたてることもできるでしょう。しかし、いくらそうして 当の意味で田透を論破したことにはならないと思うんですね。 なぜなら、田さんの思想の質は、そのような枝葉末葉の部分(というにはあまりにも重要だけれど)にあるのではないから。 田さんの思想の根底に

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  • ムツゴロウという人と分かりあう : 404 Blog Not Found

    2006年04月06日16:14 カテゴリ書評/画評/品評 ムツゴロウという人と分かりあう 彼が単なる動物好きの好々爺だと思っている人は、是非書を手に取ってみてもらいたい。 人という動物と分かりあう 畑 正憲 この人、真のdilettanteと呼ぶに相応しい、日はおろか今や世界でも希有な人である。 失礼ながら、私もまたTVを通した色眼鏡で彼を見ていた。エグい言葉で言えば、「動物成金」、だと。 しかし、実はこの人は東京大学・理学生物学科できちんと生物学者としての教育を受けた人でもある。「動物王国」も、実は動物好きが嵩じてというよりは、動物に対するあくなき探究心の結果たどりついたことがおぼろげに見えてくる。 このの中には、アポトーシスだのミエリンだのといった、今をときめくmicrobiologyの言葉が実にふんだんに登場する。それが「動物王国的」なmacrobiologyと実に自然にとけ

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  • http://d.hatena.ne.jp/yama_r/20060326/1143370390

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