ヤマップを開発したのは、福岡市でベンチャー企業「ヤマップ」を経営する春山慶彦さん(37)です。2013年にサービスを開始し、現在は日本百名山をはじめ、全国3000カ所以上の主要な山と地域の地図を無料提供しています。これまでに約82万人がアプリをダウンロードし、国内最大級となるアウトドアのコミュニティープラットホームに成長しました。公益財団法人日本デザイン振興会が運営する、2014年度の「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」を受賞するなど、技術が高く評価されています。 春山さんが登山アプリを思いついたのは、米アラスカ州での体験が原点です。2006~2007年、アラスカ州立大フェアバンクス校の野生動物管理学部に留学した際、先住民族のイヌイットの集落に何度も住み込んで野外調査をしました。アザラシ猟に同行した際、年老いた猟師の手にGPSの端末が握られているのに気付きました。「海が荒れても、宇宙の
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