◆利用が広がるシェアハウスとは。 ◇「誰かいる」安心感 外部に世話役の運営事業者 設備充実、おしゃれなインテリア 一軒家や集合住宅を複数の人が共有して住む「シェアハウス」。家族以外と共に住む生活スタイルや充実した設備、防犯面での安心感などを求め、若い社会人を中心に人気が高まっている。 東京都荒川区のシェアハウス「バウハウス南千住」。古民家風の木造2階建て、家具はアンティーク風、リビングには毛皮のじゅうたんやシャンデリアも備えられ、おしゃれな空間が広がる。 「ただいまー」。午後8時過ぎ、帰宅した入居者がキッチンに集まってきた。今日一日のことを話しながら、それぞれが夕食を作ったり食べたり。ゆるやかな時間が流れる。 ここに暮らすのは社会人の男女12人。個室は各6~8畳で、個室以外は共同だ。家賃は6万7000~9万2000円(共益費込み)と周辺のワンルームと比べ若干高い。だが空きが出ても常に満室と