吠える40度はクック海峡において高波を産生し、それが海岸を侵食している 激しい偏西風がハード島に吹き寄せた結果、島の東側に生じたカルマン渦 ティエラ・デル・フエゴの樹木。強い西風により変形している。 19世紀フランスの地理案内に描かれた南極海周辺 吠える40度(ほえる40ど)は、南緯40度から50度にかける海域の俗称。英語からロアリング・フォーティーズ(Roaring Forties)とも呼ばれる。このように呼ばれる理由は、吠える40度の海域では西寄りの卓越風が吹いているからである。この風を弱める陸地が少ないため、この風は南半球で特に強い。その中でもインド洋南部では特に強い。 吠える40度の風はクリッパールート(英語版)と呼ばれる航路(クリッパーの航行ルート)において重要な役割を果たしていた。この風は、オランダの船乗りヘンドリック・ブラウエルによって1610年に発見されたのがおそらく最初と