Windows Server 2008 RC0で初めて、Windows Server Virtualization(以下、WSv)が搭載された。α版ほどの完成度といわれているが、数年前からマイクロソフトが言い続けていたハイブリッド型の仮想環境がやっとユーザーの目の前に現れた。今回は、Windows Server 2008を担当している同社サーバープラットフォームビジネス本部Windows Server製品部マネージャーの藤本浩司氏にWSvに関して話を聞いた。 ■ Hypervisor上に仮想環境が乗ることで、仮想環境の動作が高速に ―WSvは、今までのVirtual Server 2005 R2とはまったく違ったアーキテクチャを採用していますが? 藤本氏 WSvは、ハードウェア層の上にHypervisorを置くことで、チャイルドパーティションに置かれたOSが高速に動作するような仕組みを実現