基本的に私が自腹で劇場鑑賞した映画についてダラダラ書き散らかすブログです。 ネタバレしても御容赦下さい。 イギリスの小説家マイケル・モーパーゴが一九八二年に発表し、戯曲『軍馬ジョーイ』として舞台化もされた小説を、今度はスティーヴン・スピルバーグが映画化しました。舞台の方でもトニー賞五部門に輝いたそうなので、アカデミー賞六部門へのノミネートも当然でしょうか(でもすべて受賞を逸してしまったのが残念)。 第一次大戦を背景としたヒューマンドラマの王道を行くような作品です(主人公は馬ですが)。 監督が巨匠スピルバーグとくれば、音楽はジョン・ウィリアムズ。 英国田園地帯の夜明けを空撮した冒頭のシーンから、実に美しい。そしてウィリアムズ・サウンドが壮大且つ「感動させてあげますよ」的に流れます。判ってはいますが巧いなぁ。 主人公は馬のジョーイですが、飼い主である青年との絆を描くのが本作のメイン。その青年ア