遠隔操作ウイルス事件では、4人が誤認逮捕され、そのうち2人は虚偽自白までさせられていたのであり、警察・検察の捜査に対する信頼は地の底にまで落ちていたのですから、信頼回復のためには真犯人検挙が絶対に必要だったはずです。 しかし、単に検挙しただけでは足らず、虚偽自白の経緯に照らして自白を得ただけでも十分でない。誰が見ても真犯人であることが明らかな強固な証拠に基づいて有罪判決を得なければなりません。 そのためには、自白以外の客観証拠、例えば被疑者の使用しているPC内の全データなどが収集されなければならないのは捜査関係者にとっては常識中の常識。 ところが、今朝、7時ころに目を覚ましてiPhoneでツイッターのTLを見たところ、眼に飛び込んできたのが、被疑者が特定され逮捕状が発付されたというニュース。つまり、まだ逮捕されていないのに逮捕状が出たことが明らかにされていました。 最初に頭に浮かん
大きく動いた遠隔操作ウイルス事件。警察はなぜ容疑者を特定することができたのか。捜査のポイントを社会部の藤本智充記者が解説します。 最大の決め手となったのは、防犯カメラからの捜査でした。 合同捜査本部は、当初、遠隔操作や犯行声明とみられるメールが、どこから送信されていたのかを調べましたが、発信元の特定を難しくする特殊なソフトが使われるなどしており捜査は難航しました。 しかし、先月になって真犯人を名乗る人物から報道機関などに再びメールが送りつけられたことで、捜査は急展開します。 先月5日のメールには、「新春パズル」という名前のクイズが書き込まれており、これを解いていくと、神奈川県の江の島にいるネコの首輪に記憶媒体を取り付けたことを示す写真が掲載されていました。 合同捜査本部が調べたところ、実際に、江の島でよく似たネコの首輪からマイクロSDカードが見つかり、さらに、近くの防犯カメラに猫に近づく不
PC遠隔操作事件で逮捕された男は、2005年に起きた「のまネコ」騒動でエイベックスに対する殺害予告を書き込んだとして逮捕された人物だったという。 PC遠隔操作事件で合同捜査本部に逮捕された東京都江東区の男(30)は、2005年にエイベックス・グループ・ホールディングスを標的とした殺害予告を「2ちゃんねる」に書き込んだとして逮捕されていたという。 男は2月10日朝、昨年8月のコミケを妨害する目的で、遠隔操作した愛知県内のPCからコミケでの殺人を予告し、業務を妨害したとして威力業務妨害の疑いで逮捕された。男は「全く事実ではありません」と容疑を否認しているという。 報道によると、男は2005年、「のまネコ」騒動をめぐって2ちゃんねるに殺害予告を書き込んだとして逮捕されていた。 エイベックスが発売したCD「恋のマイアヒ」中の映像に登場するキャラクター「のまネコ」が、2ちゃんねる発のアスキーアートキ
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