先日、東京ビッグサイトで電子書籍にまつわる最新の技術・サービスが一堂に会した展示イベント「国際電子出版EXPO」が開催されました。ハイブリッド書店を語るためにも見逃せないこのイベントの内容について、丸善書店・ジュンク堂書店の工藤恭孝社長、文教堂書店の嶋崎富士雄社長によるトークショーを中心にご紹介していきましょう。 さまざまな電子書籍サービスや電子ブック端末の紹介、イベントなどが行われた「国際電子出版EXPO」ですが、丸善書店・ジュンク堂書店の工藤恭孝社長、文教堂書店の嶋崎富士雄社長を迎え、「ホントのホンヤのホンネ」と題されたトークショーは、リアルな書籍への想いから電子出版への期待まで、大手書店トップの本音を聞くことができる、興味深いイベントでした。 まず、「リアル書籍への想い」について、阪神・淡路、東日本と二度にわたる大震災で多くの店舗で壊滅的な被害を受けたという工藤社長が語りました。