あの店は今 かつて至る所で見かけたあのチェーン店や商品、ブームは落ち着いたが今どうなっているの? そんな疑問を直接取材! 競争激しい業界で生き残る秘訣(ひけつ)が見えてきた。 記事一覧はこちら 日本の国民食の1つ、牛丼。すき家・吉野家・松屋の牛丼御三家が君臨する中、“焼き牛丼”を武器に一大ブームを起こし、その牙城を切り崩そうとした存在を覚えているだろうか? 居酒屋チェーン「金の蔵」などを手掛けるSANKO MARKETING FOODSが運営する、「東京チカラめし」だ。 焼き牛丼で日本に元気を取り戻せ 東京チカラめしは2011年6月9日、池袋西口に1号店をオープン。オープンのきっかけは、同年3月に東日本大震災が発生したからだという。「それまで当社は居酒屋メインで展開していました。しかし震災後、落ち込んだムードの日本全体に日常食から元気を与えたい、という創業者の思いから参入を決めました」(同