近年、父も母も病を患い亡くなった 祖父と祖母は20年以上前に亡くなっている 叔父や叔母も亡くなった 俺に兄弟はいない 家族はいない つまり俺は一人 この地球上に俺の家族はもう誰もいないのだ かなしい40歳の男が一人ぼっちで生きている 俺には何もない 空虚な人間なのだ 力もない頭もない若さもない 何もかもがない 無力なのだ 俺はもう人生終わっている このまま何もないまま生きて死ぬのだ
フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、スイスでの安楽死を決断した母親とその家族に密着した『私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~』を、きょう2日に放送する。 【写真】最期の地へ旅立つ母と空港で抱き合う娘たち 取材したのは、フジテレビ入社8年目の山本将寛ディレクター。日本では認められていない制度で、議論すらタブー視される風潮にある“安楽死”というテーマに果敢に挑み、昨年制作した『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』は国内外のメディアコンクールで受賞するなど、高い評価を得た。 今回のドキュメンタリーで取材したのは、安楽死を切望する一人の女性と、向き合う家族。極めてセンシティブなテーマだが、どのように撮影を進めたのか。そして、最期の日に向かっていく家族の姿をどのように見つめていたのか。話を聞いた――。 ■苦しんでき
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