本を断裁してスキャンしたとかiPadに入れたとかいろいろ書いたけど、重要なとこはそこじゃなくて、何を読むかである。この本は非常に面白かった。統計の歴史について、主要な人物の描写を通じて理解できるので読んでいて楽しい。 統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫) 作者: デイヴィッド・サルツブルグ,竹内惠行、熊谷悦生出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/04/02メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 320回この商品を含むブログ (27件) を見る 当時の研究者が抱えていた問題が非常に具体的に記されており、それが次から次へとリレーされていて、少しずつこの分野が進展していくのがわかる。そしてそのトップバッターにカール・ピアソンを持ってきたところが、この本の実に秀逸な点だろう。 生物学の蓄積データを見て、ピアソンは、誤差は測定によるものというより、むしろ観測値そのもの
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