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技術と本に関するSriVidyutのブックマーク (2)

  • [書評]ロスト・シンボル(ダン・ブラウン): 極東ブログ

    読書の少し捻くれた楽しみの一つは、上手に期待を裏切られることだ。ロスト・シンボル(ダン・ブラウン)(参照)はエンタテイメントの小説だからこの程度の仕立てに違いないという期待を持って読み進めると、ぽろぽろと崩れ落ちる。予想は微妙に外れる。期待は小気味よく裏切られる。その都度、シニカルな笑いが襲う。やられた。面白いじゃないか、これ。 テーマはフリーメーソンの謎だから、これは欠かせないという一連のネタが出てくる。お約束だ。出るぞ出るぞと思っていると出てきて、きちんと肩すかし。さすがによく練られている小説だ。犯罪小説ではないが十分にミステリー仕立てにもなっていて、誰が味方で誰が敵かは話の進展で変わっていく。 実質的な主人公である全身入れ墨の怪人マラークにはもう少し深みが欲しいところだったなと下巻半ばで思っていたら、どんでん返し。追求者ラングドンも一巻の終わりかというところで思わぬ逆転。純文学だった

  • 2010-01-19 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    伊藤聡さん(id:zoot32)の初単著!「生きる技術は名作に学べ」を読んだよ。 高校生くらいの頃「ドグラ・マグラ」を読んだ。当時のサブカル好き少年“トンガリキッズ”必読書だったのだが、昭和初期の文語はスラスラと読めるようなしろものでは無く、さらに文中に度々登場する「報告書」は漢字以外全てカタカナという高校生のボクにとって(今のボクにとってはもっと)敷居はバカみたいに高かった。それでも若いなりのヒマと集中力を発揮しウンウン唸りながらなんとか読み終え、達成感は得たものの「もう古い文語はこりごりだ〜い!」と、以降スティーブン・キングやクーンツなどの読みやすい(しかもホラーばかり)を好む子になりました。 なので、書で解説されている10冊の中で読んだ事があるのは「異邦人」「老人と海」「ハックルベリー・フィンの冒険」の3冊だけだ。正直に告白すると、残りの7冊の中にはおおよそのアウトラインも作者も

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