22日の新華社電によると、中国の税関当局は浙江省台州で、日本から運ばれた放射性物質を含む金属くず952トンを押収した。地元当局者が同日、明らかにした。 放射能レベルは中国の基準の約2倍で、人体と環境に有害としている。税関当局が貨物船の中で発見、隔離したという。 金属くずが日本のどこから持ち込まれたのかなど詳しいことは不明。 新華社は、台州の税関当局が今年これまでに、放射能レベルが基準を上回る日本からの廃棄物約1800トンを押収したとしている。(共同)
「消費者にも近隣にも、みんなに迷惑をかけてしまった。コメもダメ、野菜もダメ。今度は牛もダメって一体どうすればいいんだ。ここにいる牛、みんなダメなんか」。 出荷した肉用牛から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された、福島県南相馬市原町区の肥育農家の男性(69)はそう言って、丸まると太った150頭の牛を見渡した。男性の妻は涙を浮かべて謝罪の言葉を繰り返した。 男性によると、牛に与えていた餌には、昨年10月に収穫し乾燥させた稲わらのほか、輸入した乾燥わら、配合飼料などを利用。屋根付きの牛舎は、牛が雨にぬれにくく、体表を調べた出荷前のスクリーニング検査では、どの牛からも放射性物質は検出されなかった。牛に飲ませている地下8~10メートルの井戸水が問題なのか。でも、「この辺の住民はみんな飲んでいる。どうすればいいんだ」。 放射性セシウムが検出されたことを知り、近所の肥育農家約10人が朝から男性宅に
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