現代美術家として、世界が驚く数多くの作品を描き出してきた横尾忠則氏。自身最大規模の展覧会「横尾忠則 寒山百得」展が12月3日(日)まで、東京国立博物館表慶館で開催中だ。 この展覧会の裏話や、驚きの過去について、J-WAVEでインタビューした。聞き手は、開発者の川田十夢。 【オンエア:8月13日(日)『TADANORI YOKOO ×TOM KAWADA RADIO INSTALLATION』】 絵の原点は「模写」 横尾氏は現在87歳で、デビューは1960年代。肩書は当時としては斬新なグラフィックデザイナー。カラフルでサイケデリックなポップアートで一躍時代の寵児となった。その後1981年に突如として画家に転身し、活動を続けた。 川田はまず、子どもの頃の「絵との関わり」を質問した。横尾氏は物心ついた頃から絵を描いていたが、「普通の子ども、幼児が描くような落書きはしたことがないんです」と振り返る