酒宴を楽しむには、血中アルコール濃度が0.15%を超えないようにするのが大事なポイント。空きっ腹で飲み始めると、短時間で血中濃度が高くなるので注意したい。 肝臓がアルコールを代謝する能力には限界がある。通常、健康な人が1時間に分解できるアルコール量は、体重1キログラムあたり約0.1グラムだ。体重60キログラムの人ならば、1時間に約6グラム、3時間では約20グラムのアルコールが代謝できる計算になる。20グラム程度のアルコールを含む酒量はアルコール飲料の「1単位」とされ、“健康的な飲酒”の適量とされる。ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、ワインなら小グラス2杯が目安だ。 ここでまず、アルコールの生理学を簡単におさらいしてみよう。 飲んだアルコールは主に胃と腸から吸収され、血中に入るが、血中のアルコール濃度が高まるにつれて酔いは深まっていく。アルコールの血中濃度が0.05%を超えると酔いが
夏本番。寝苦しい夜がまたやってきた。汗ぐっしょりで、気持ちの悪い朝を迎えてしまうこともまれではない。自然とエアコンに頼る夜も多くなるが、タイマーの設定次第では、睡眠に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要だ。 7月に開催された日本睡眠学会では、エアコンのタイマー使用による室温変化が終夜睡眠にどのような影響を与えるのかを調べた研究結果が報告された。奈良女子大学の久保博子氏らが発表したものだ。 久保氏らのこれまでの調査で、睡眠中にエアコンを使用している学生は22%で、そのうち90%の人はエアコンのタイマーを1時間、あるいは3時間に設定して就寝していることが分かった。そこで今回の研究では、以下の4条件を設定し、睡眠中の室温変化とその人体への生理的、心理的な影響を調べることにした。 ■条件1(コンスタント) 実験に参加した人の“基準気温”を終夜一定に保つ。基準気温とは、個々の被験者が昼間の実
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