保護者会を終え、会場を出る父母ら(12日午後9時59分、大津市で)=原田拓未撮影、画像を一部修整しています 大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる問題で、同中学は12日夜、緊急保護者会を開いた。出席した約700人の保護者から質問が相次ぎ、会は約3時間に及んだ。疑問や不安の声に対し、学校側が明確な答えを示さず、批判が集中した。 会は非公開で午後7時から始まり、亡くなった男子生徒の父親も出席した。 出席者によると、冒頭で校長らは警察の捜索を受けた事実や、全校アンケートを2回実施した一連の経緯などを報告。続いて質疑応答に移ろうとした時、2年女子生徒の父親が「本来は最初に黙とうすべきではないのか」と声を上げる場面があった。周りの保護者から賛同の拍手がわき、学校側は「申し訳ありません」と謝罪、全員が起立して黙とうした。 この後、亡くなった男子生徒の父親はマイクを握り、