脱法ハーブを吸って車を運転して衝突事故を起こし、けがを負わせたとして、警視庁交通捜査課は自動車運転過失傷害容疑で、東京都東村山市富士見町、会社員、鹿島竹浩容疑者(41)を逮捕、15日、法定刑の重い危険運転致傷容疑に切り替えて送検した。同課によると、容疑を認め、「運転する30分前に新宿で脱法ハーブを吸った」などと供述している。 送検容疑は、12日午前11時5分ごろ、中野区本町の都道で、脱法ハーブを吸ってポルシェ製のスポーツカーを運転し、トラックなど6台の車列に次々と衝突、乗っていた40~80代の男女5人に首の捻挫などの軽傷を負わせたとしている。 鹿島容疑者はその後、縁石にぶつかって停車。アクセルを踏んだまま気を失っていたという。車の中から脱法ハーブとみられる植物片が見つかっており、同課が鑑定を進めている。