環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を前に、日本が著作権の保護期間を権利者の死後50年から70年に延長する方針を決めたことが明らかになった。4月に開いた日米事前協議で、日本が米国に歩み寄り、著作権を含む知的財産分野の交渉方針を米国と統合する案を示した。知財分野は新興国と先進国の利害が一致せず、交渉が遅れている。日本は米国と連携を強化し、7月23日から参加する交渉の主導権を握る狙いだ。政府の内部資
2013年4月、JEOL RESONANCEは、世界初となるゼロボイルオフ超伝導マグネットを用いたNMRシステムの実用化に成功した。 ヘリウムの供給不安を払拭する画期的な装置誕生までの軌跡を追う。 消えないノイズ 会議室の空気は重かった。 2011年度からスタートしたヘリウムの補充が不要なNMRの開発プロジェクト。すでに2年が経とうとしていたが、どうしても信号にノイズが混じる。 考えられる手はすべて打ってきたが、有効な手だてはおろか、ノイズの発生原因にさえ、たどり着けない。 「あと考えられるのは、これくらいでしょうか?」 出てきたアイデアは、ずいぶん的外れに思えた。 「それは、まず関係ないんじゃない?」 「まあ、いいよ。ここまで来たら、とりあえずやってみようよ」 そのやりとりを聞きながら、開発チームのリーダーである 技術部統括部長 末松浩人は、ため息をついた。数ヶ月後に迫っていた大規模な学
Thirty Meter Telescope (TMT)の概要 Thirty Meter Telescope (=30メートル望遠鏡; 略称TMT)は、2021年稼働開始を目指して建設計画を進めている口径30mの光学赤外線・次世代超大型天体望遠鏡です。 TMTでは、これまで10年間、世界最先端の天文学研究に用いられ活躍してきた口径8.2mすばる望遠鏡をはるかに凌ぐ高解像度と高感度を実現します。それにより、太陽系外惑星の探査や宇宙初期の天体の成り立ちの解明など、新しい天文学の研究分野を切り開きます。 国立天文台TMT推進室では、TMTを海外研究機関(米国・カナダ・中国・インド等)との国際協力によって実現するために、活発な準備活動を進めています。 (1) 複合鏡と補償光学で抜群の性能をめざす 口径30メートルの光学赤外線望遠鏡 ガリレオが望遠鏡を宇宙にむけてから400 年、望遠鏡は大型化の歴史
WiMAXやメッシュ型無線LANの導入事例、エネルギー・ハーベスト技術 (Energy Harvesting)など、世界の最新情報を紹介しています。 米国スタンフォード大学では、太陽電池のブレイクスルーとなるような新しい発電方式の研究が進んでいます。 PETE(Photon Enhanced Thermionic Emission)と名づけられた発電方式は、光電変換の原理と熱電子発電の原理を組み合わせたものです。 熱電子発電は、電極(カソード)を高温に熱して、熱電子を飛び出させることで発電します。 電極から真空中に電子を飛び出させるためには、電極をかなり高温(~2000℃)にしなくてはなりません。 ところが、PETEでは、いったん光電変換でカソード内の電子を励起させてから、熱で電子を飛び出させるため、 それほど高温にしなくても電子が飛び出します。(左図参照) 太陽電池では、光子の持つエネル
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