【第18回:4K時代のビデオコーデック】 ■4Kソフト普及のカギは「ビデオコーデック」 2013 International CES(関連記事一覧)で各社が新モデルを発表するなど、新年早々話題をさらった「4Kテレビ」。解像度はフルHDテレビの約4倍、大画面でも粗さを感じさせない緻密な映像は、すでに多くのA&Vファンを魅了している。 その4Kテレビを支える要素には、高解像度/高精細なパネルの製造技術、単純計算でフルHDの4倍に増加した映像データを転送する技術、まだまだ数が少ない4K映像ソースを補う役割が期待されるアップコンバート技術が挙げられる。しかし、より着実に「ネイティブ4K映像」を増やそうとすれば、ソフト面での対応も欠かせない。 ここで問題になるのが「ビデオコーデック」だ。ビデオコーデックは、現在のところテレビ放送ではMPEG-2 TS、Blu-rayディスクではH.264/AVCが主