Tweet Tweet from　杉本 「この会社が第１志望だった人？」 「はーい」 以前、私が属していた会社で、 キャリア・デザインという研修をしていた時のやりとりです。 「キャリア」は職業人生、 「デザイン」は計画で、 「キャリア・デザイン」は職業人生の計画と言えるでしょう。 ３０人あまりの、 大学を卒業して、入って来たばかりの、 新入社員に、先ほどの質問をしたのです。 第１志望でなかった人は、全体の半分程度、 その人たちのうち、 「自分の希望の部署に、配属されなかった人はどのくらい？」 と尋ねると、 そのまた半分。 神戸大学の金井教授は、 キャリアとは、 「ドリフト（流れに任せる−自分の希望通りにならない）」と、 「デザイン（自分の将来の設計をする）」であると、 言っています。 つまり、それらの新入社員は、 入ってくる前から、 すでにドリフト（自分の希望通りにならない）を経験します。

Tweet Tweet 孫の花ちゃんは、近い将来のビジョンがはっきりしています。 個人のビジョンは、 こうありたいと思う、自分の理想の姿 と言えますが、 花ちゃんのビジョンは、 「私は可愛いお姫様」です。 （ハロウィンでお姫様になった花ちゃん） 花ちゃんのビジョンの良いところは、制限をつけていないことです。 しかし私たち大人は、そういうわけにはいきません。 理性が働きますから、 お姫様にはなれるはずがないと考えます。 でも制限や条件をつけると、先のことが考えにくくなります。 自分のビジョンを考えるときには、いったん制限をなくしましょう。 「絶対に失敗しないとしたら」などの前置きをし、 制限や条件を外して考えてみましょう。 また、ビジョンを描くということは、 遠い将来を予想するというよりも、 ぼやっとしているイメージを、 少しずつ明確にしていくということです。 徐々にカメラのレンズを絞って、

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