行くと運気があがるらしい「パワースポット」=キーマーク。県内にもブームの波が押し寄せ、誰が言い出したのか、スポットだらけだ。いったい、何が起きているのだろう。 (花房吾早子) 「パワースポットとしてPRし、観光の活性化につながるよう取り組む」。阿南市の岩浅嘉仁市長が3日、定例市議会のあいさつで語った。 四国最東端の蒲生田(かもだ)岬で11日に除幕式がある石の彫刻「波の詩(うた)」(幅3メートル、高さ2・4メートル、制作費約800万円)のことだ。中央にハートをかたどった空洞。のぞくと水平線や伊島が見える。「ここで愛を誓ってもらえたら」と市の担当者。これもパワースポット? ●自治体も注目 ここ2年ほどだろうか。全国的にパワースポットがブームだ。テレビや雑誌やインターネットで紹介され、各地にパワーを求める人たちがあふれているという。そこに、自治体も目を付けたようだ。 鳴門市観光協会は