(英エコノミスト誌 2011年1月8日号) そして、その新しい資金調達スキームは規制当局と衝突しないのか。 ローリング・ストーン誌は2009年に、投資銀行のゴールドマン・サックスは儲けになるものなら何にでも「血を吸う管」を刺したがる「巨大な吸血イカ」だと述べた。そのイカは先日、またしても世間の注目を集める案件に署名した。 ロシアの投資グループ、デジタル・スカイ・テクノロジーズ(DST)とともに、世界で最も人気のあるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、フェイスブックに総額5億ドルを投資したのだ。同社の企業価値を500億ドルというとてつもない額に評価した投資だ。 ゴールドマンは富裕層の投資家から最大15億ドルを集め、フェイスブックに投資するファンドを設立・運用することも計画している。 今回の案件によって、フェイスブックには、新たなデータセンターや企業買収に投じるための山のような追