図書館で借りた本を読んだり、 たまに美術館へ行ったり、 インターネットで映画を観たり、 そんな秋~冬。 寒いのは苦手。 なんだか、肩に余計な力が入ってしまう。 美術館では「怖い絵展」を鑑賞。 もともと中野京子さんの本が好きで、 10年ほど前、夢中で読んだことを思い出した。 今回の美術展も、様々な物語を見せてくれた。 哀しくて、恐ろしくて、 絵には魂が宿ることを改めて感じた。 レディ・ジェーン・グレイの処刑。 その大きさも然る事ながら、人物の表情、背景の陰影、シルクの触り心地まで伝わるようなドレス、あまりに圧倒的なエネルギーにしばらく立ち尽くしてしまった。 ドラローシュは若き殉教の娘も素晴らしい。 他にも、恐怖の中に美しさや可笑しさを感じられる絵が沢山ありました。 オーディオガイドの締めくくりで語られた、人々は安全な場所から恐怖を垣間見る欲求がある、という言葉に納得。 舞台や映画も、安全な場