こんにちは。 私はガラス材料の研究をしております。ご質問の内容は非常に奥が深い部分ですので、私も完全に理解できていないと思いますし、うまく答えられるかどうか分かりませんが、お役に立てれば幸いです。 「ガラスは液体である」と言う場合は、前に何人かの方がお答えされているように、「構造論」的なお話です。つまり、結晶は液体状態から冷却されると、融点で規則的な構造に変化しますが、ガラスはいわゆる融点での粘性が高いため、規則的な構造へと変化できず、液体のような不規則な構造のまま冷却されます。このため、室温の「硬くなった」状態でも構造的には液体と同じランダムさを持つ(非晶質、アモルファス)、ということになります。 一方、質問者の方が言われている「硬い」という状態は、ガラスの「粘弾性(力が加わると徐々に変形し、力が抜けると徐々に元の形に戻る性質)」という問題になるかと思います。 ガラスの大きな特徴は、温度
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