ショートカット・Outlook研究家。 1988年高知県生まれ。北海道大学工学部卒業後、サントリーフーズ株式会社に入社。サントリーグループ内にて、営業・人事を経て現在新規事業に携わる。人事部で働き方改革を担当するなかで、アウトルックスキルの獲得による業務生産性の大幅向上の余地を発見。ライフワークとして研究を重ね、独自にノウハウを蓄積。研究したノウハウをスキルシェアサイト「ストアカ」を通じて発信したところ、個人だけでなく法人からも講演オファーを受ける大人気講座に。最高ランクとなるプラチナバッジを獲得。セミナーの満足度95%と極めて高い評価を得ており、パラレルキャリアの第一人者として、「News Picks」「FNN.jp」「NHK WORLD」など、数々のメディアに取り上げられている。アウトルックスキルという言葉を普及させる事で、「アウトルックの技術」の必要性を顕在化させ、日本全体の業務生産
東日本大震災から10年という大きな節目を迎えた2021年3月11日。多くの人が未曾有の大災害を振り返り、未来に思いを馳せたことだろう。筆者は宮城県出身で、この間、被災地の取材を続けてきた。この日が来るたびに震災がもたらした悲劇・教訓を後世のために繋いでいかなければならないと強く思う。だがもう一つ、この節目で私たちが決して忘れてはならない事がある。発災当時に世界中から寄せられた手厚い支援の数々だ。 【画像】韓国人サポーターによって掲げられた、震災を揶揄・中傷する横断幕を写真でみる 最も早く被災地に駆けつけたのは韓国の救助隊だった2021年3月11日午後2時46分、韓国ソウル市内の日本大使館の施設で、一人の男性が被災者に黙祷を捧げた。男性の名は李東星(イ・ドンソン)さん。発災当時韓国から被災地に入った、100人を超える救助隊の隊長を務めた。 震災後の国際支援と言えば、急遽空母を派遣するなど「ト
3月12日、日本テレビ系列の「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送となる映画『Fukushima 50』。東日本大震災により全電源を喪失した福島第一原発内での人間ドラマを描いた佳作との評価もありますが、同時に、娯楽作品が政治的意図のもと真実をねじ曲げてしまう「危うさ」を指摘する声もあがっています。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、原作者の意図や当作品の成り立ち等の裏側を紹介しつつ、その「危うさ」の構造を分析。さらに、原作者の門田隆将氏が3月11日にビジネス系ニュースサイトに緊急寄稿した記事に対する「違和感」を記しています。 映画『Fukushima 50』に潜む政治的意図 福島第一原発で起きた未曾有の事故は、歴代政府と電力会社が、巨大地震・津波の可能性があるのを無視し、なんら対策を講じていなかったことによる人災である。矛盾だらけの原子力政策が
福島第一原子力発電所の事故を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が3月6日公開される。 これは、一種の「戦争映画」だ。福島第一原発を戦場として描き、吉田所長以下の職員たちを兵士として英雄的に描く。 娯楽映画として、よくできている。 原発のプラント内の再現度が高い。といって、私自身が実際の原発を見ているわけではないので、どこまで再現されているかは確証できないが、リアルに感じた。 凄まじい事故だということ、原発内部の構造がよく分かる。そして、現場の職員たちの危機感もよく伝わってきた。よくぞ、日本は無事だったと思う。 しかし、大きな問題のある映画だ。 混乱の元凶は「総理」だったのか? 娯楽映画なので、作劇上、主人公であるヒーローに対し、悪役が必要なのは分かる。 この映画が扱う戦争では、倒すべき相手は「どこかの国」でもテロ組織でもなく、暴走している原発だ。 そして原発そのものは敵
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