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ブックマーク / yjochi.hatenadiary.com (22)

  • 2006-09-05

    http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060831/20060831_048.shtml 破たんの当の責任を問うなら、来は、たとえ時効であっても2人より以前の経営陣が裁かれるべきだった 私は、東京地検に在籍していた平成8年当時、特捜部に応援で出されて、旧住専絡みの融資の中で立件できるものがないかどうか、連日連夜、段ボールから資料を出しては検討していた時期がありました。その時、強く感じたのは、非常に問題のある、事件性の高い大規模融資は、昭和の終わりから平成の初めころまでに行われていて、その後の融資は、当初の融資の借り換えだったり、あるいは、規模が小さかったりして、いまひとつ立件にはなじまないものがほとんどだったという記憶があります。 実刑に処せられた元頭取らの責任も、決して小さくはないとは思いますが、より責任が重い者は、時効の壁の彼方へ逃

    2006-09-05
  • 2006-09-12

    http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20060911/spon____hou_____002.shtml 東京消防庁によると、デーブが愛車の米国車「コルベット・スティングレー」(シボレー社)のエンジンをかけたところ、ボンネット付近から突然、出火した。同ビル駐車場の防災センター職員が「車が燃えている」と119番通報した。 そういう車があるな、という程度の認識しかありませんでしたが、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9C%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88 こういう車だということがわかりました。 車自体に問題があったのか、整備不良だったのかは、よくわかりませんが、再発防止のためにも、原因はきちん

    2006-09-12
  • 2006-09-06

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000501-yom-soci 午前8時27分に、男児を出産されたとのことです。おめでとうございます。 「紀子さま、男の子出産 41年ぶり皇位継承者」 http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200609060088.html http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200609050425.html 警察庁の統計によると、昨年1年間の自殺者は3万2552人に上り、前年比で227人増えた。原因・動機別では「健康問題」が40.0%と最多で、次いで「経済・生活問題」が31.4%だった。 年間、これほどの人々(暗数も入れると、さらに増えるでしょう)が自殺している、ということを、我々は深刻に捉えるべきだと思いま

    2006-09-06
  • 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 [話題]治安悪化説に異論

    ドキュメント検察官―揺れ動く「正義」 (中公新書) 作者: 読売新聞社会部出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/09メディア: 新書 クリック: 52回この商品を含むブログ (20件) を見る 読売新聞に連載されていた記事をまとめて出版したものですが、私は、連載を読んでおらず、昨日、書店で見かけたので、早速、購入して読んでいるところです。 検察庁内部にいた者としては(と言っても、既に辞めて6年経ちましたが)、内幕はこうだ、といった部分にはあまり興味はありませんが、最初のほうで、被害者1名の殺人等の事件につき、検察庁が死刑判決獲得へ向けて着々と活動してきた状況が紹介されていて、昨日の http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060925#1159140703 をアップしたばかりでもあり、興味深く読みました。 奈良女児殺害事件については、昨日もマスコミの取材

    弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 [話題]治安悪化説に異論
  • 2006-09-10

    http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060905/eve_____sya_____014.shtml 検察側の質問に社長は、運営していたVLMA1号と同2号という投資事業組合について「LD株を売却するだけの組合だった。売却益はLD体に戻っていると思っていたし、何らかの経理操作をしてLDが粉飾をしたかったのかなと思った」と証言した。 そう思いつつ協力している以上、立派な「幇助」ですが、こういう幇助犯は、捕まえて処罰したりせず、こういった形で証言させて、立証のため徹底的に利用する、というところに、幇助犯に対する不公平、不平等な取り扱いが現れている、と感じたのは、私だけではないでしょう。 いくら立派な理論、立派な判例があっても、法執行、運用面で不公平、不平等が横行すれば、正義は実現されません。 私が、共謀罪について強い危機感を持つ理由も、そのあたりにあります。

    2006-09-10
  • 2006-08-06

    http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200608050076.html 持ち主だった広島県立広島第二中(現観音高)一年折免滋君=当時(13)=は建物疎開の作業中に中島新町(現在の中区中島町)で被爆。捜しに来た母親のシゲコさん(故人)が、真っ黒に焼けた弁当箱を抱えた遺体を見つけた。 同会はシゲコさんが生前に残した証言などを基に当時の味を再現。米と押し麦、大豆のまぜご飯と、ジャガイモと切り干し大根の油いためを容器に盛り、「しげるちゃん弁当」と名付けた。 私の祖父は、広島二中の英語教師で、直接の被爆は免れたようですが、被爆後の広島市内に入り、戦後、間もなく、おそらく、その影響で早くに亡くなりました。上記のような状況で、多数の生徒を失い、教師としても、さぞ辛かっただろうと改めて思います。 世の中、きれいごとだけでは済みませんが、現在の中東情勢を見ても、平和の中で生

    2006-08-06
  • 2006-08-04

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060803i317.htm 約2億2700万円が職員組合の預金口座にプールされ、残り約2億1400万円は各課や個人が保管していた。 この約500万円のうち400万円は、問題の発覚前に県教委の職員の1人が焼却処分にした。知事部局では、98年から2001年にかけて総額約100万円を、2人の職員が焼却したり、3人が事務所のごみに混ぜて捨てたりしたという。「担当者が何らかの理由で、保管しきれなくなり、苦悩の末に処分したとみられる」(原正之副知事)という。 各課や個人から約1億円が返還されたが、県は今後、弁護士による「検討委員会」と連携して全容解明にあたる。 庁舎全体が、裏金の隠し金庫状態、職員全体が裏金に群がるシロアリ状態だったと言っても過言ではないでしょう。それにしても、苦し紛れとはいえ、合計500万円もの大金を

    2006-08-04
  • 2006-08-09

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060808-00000076-mai-pol こういった状況に不満を持っている公務員は多いと思いますが、毎月、決まって確実に給料がもらえるというのは、ありがたいことである、ということは、私のような、しがない弁護士になると、よくわかります。 一昨年から、法科大学院で刑事法関係の講義を担当し、今年も、講義、試験とも終了しました。来年以降は、おそらく、講義は担当しない予定で、当分、法科大学院の教壇に立つということはないと思います。不満等が原因、ということではまったくなく、単に業務多忙が理由です。 遺言代わりに、気付いた点を何点か述べると、まず、せっかく法科大学院に在籍している以上、基書等を徹底的に読み徹底的に考えてほしい、という気がします。司法試験受験予備校が出したテキスト等を読むな、といった硬直化したことは言いませんし

    2006-08-09
  • 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 : わいせつビデオ出店 お断り 建物所有者ら罰則付き義務

    http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060831k0000m040145000c.html ストーカー行為に対する捜査怠慢を認めて慰謝料550万円の支払いを命じる一方、捜査怠慢と殺害との因果関係を認めなかった1、2審判決が確定した。 同種訴訟では、神戸市の大学院生殺害事件(02年)で、兵庫県警の捜査ミスと死亡の因果関係を認めて県に約9700万円の支払いを命じた1、2審判決が今年1月に最高裁で確定。栃木県の会社員リンチ殺人事件(99年)でも、宇都宮地裁が今年4月、死亡と捜査怠慢の因果関係を認め、県と加害者に約1億1200万円の支払いを命じている。 また、最高裁第2小法廷は30日、兵庫県姫路市の会社員、尾ノ井由加子さん(当時20歳)が99年、ストーカー行為を受けた末に殺害された事件を巡り、遺族3人が同様に県に約1億円の損害賠償を求

    弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 : わいせつビデオ出店 お断り 建物所有者ら罰則付き義務
  • 2006-07-09

    http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060708_1.htm 同容疑者のパソコンなどからは、少なくとも4、5人の女子生徒とのわいせつ行為の映像が見つかっており、県警では個人で楽しむために保存をしていたとみている。同容疑者は容疑を認め、「10年前から5人ぐらいの生徒と関係した」と供述しているという。 当初の自白で「5人ぐらい」ですから、実際に関係を持った人数はさらに多い可能性があるでしょう。今後の解明が待たれます。 保護者としても、こういう野獣のような教師がうようよしている、ということを念頭に置きつつ、子供達を守る方策を考えないといけないでしょうね。学校も信用できず、情けない話です。 http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006070701003487.html 議決理由で、同審査会は(1)男性は長期間にわたり、約1万回もの電話

    2006-07-09
  • 2006-06-11

    http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20060610-43889.html 旅行会社がチケットを入手できず、自ら入手しようとしたところ、1度は詐欺にだまされ、それにめげずにチケットを入手して、という、ものすごい執念を持った人の話です。ここまで熱中できるものがあるというのは、素晴らしいことかもしれません。 http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060609hg01.htm 相次ぐ逮捕で、イメージ低下が懸念されるが、石田副社長は「テナントの拡張ニーズが非常に強く、家賃交渉にマイナスの影響はない」とした。現在はほぼ満室状態で、同日発表した森ビルの2006年3月期連結決算によると、六木ヒルズの賃料収入は前期比8・8%増の421億円に達した。 儲かっているので、多少逮捕者が出ても関係ないよ、というこ

    2006-06-11
  • 2006-06-03

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060603-00000001-yom-soci 特捜部は、「ライブドアがニッポン放送株を買い占める」という情報を村上ファンド側が事前に得た上で、同株を買い進めていた可能性が高いと判断しており、週明けにも最高検など上級庁と最終協議する見通しだ。 これだけでは、何が具体的に問題になっているかがよくわかりませんが、証券取引法上のインサイダー取引に関する規制は、複雑な面があり、思わぬところでそういう取引に該当してしまう、という可能性もはらんでいる面もあって、村上氏のような活動をする人は、相当慎重に事を運ぶ必要があった、と言えるでしょう。情報を得て機敏に動く、機を逃さない、ということは、通常は「良いこと」ですが、証券取引法上は、「違法」と判断される場合がある、ということです。 この辺のことについて、村上氏が、どこまで慎重に動き

    2006-06-03
  • 2006-06-23

    http://www.sankei.co.jp/news/060622/sha079.htm 報道によると、成績を巡って親との間で確執があった可能性があるようです。 勉強ができたほうが良いのは言うまでもありませんが、あまり追い込んでしまうのもどうか、という気がします。かえって、全然勉強ができないほうが、親も期待せず(期待できず)、不幸な事態が生じないかもしれません。 今後は、動機の解明が急務でしょう。 http://www.zakzak.co.jp/top/2006_06/t2006062224.html 大学側によると、教授は2月下旬、単位認定をめぐる話し合いをするために教官室を訪れた男子学生の顔などを素手で殴り、2週間のけがを負わせた。さらに、単位を認める条件として学生や親に謝罪を求めるなどしたという。 何も殴ることはないと思いますけどね。信州大学は、法科大学院でも教員の不祥事があった

    2006-06-23
  • 2006-06-13

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060612-00000415-yom-soci 弁護士は弁護士会の聴取に対し、所持を認めたうえで、「法律相談を受けたいと呼び出され、待ち合わせ中に外国人に茶封筒を渡された。入っているのが覚せい剤とは思わなかった」と釈明している。 これが真実なら無罪、ですが、起訴されたということは、捜査機関には信用してもらえなかった、ということになります。 証拠を見ていない立場で、断定的にものは言えませんが、法律相談で呼び出され待ち合わせ中に、外国人から茶封筒を渡され、その中に覚せい剤が入っていた、という弁解は、捜査機関だけでなく、裁判所にもなかなか採用してもらえないでしょう。いわゆる「不自然、不合理な弁解」と判断される可能性が高い、ということは言えると思います。 追記: こういった場合に、以前から覚せい剤を使用していれば、尿中から覚

    2006-06-13
  • 2006-06-20

    http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006061901003531.html 東京地検特捜部の調べに「2004年11月8日のライブドア(LD)側からの報告で、LDがニッポン放送株を大量取得すると思った」と逮捕容疑に沿う供述をしたことが19日、関係者の話で分かった。 この種の特捜事件では、 1 内偵段階で、捜査への協力者等の供述も踏まえ、「特捜ストーリー」が作られる 2 強制捜査着手直前、あるいは、身柄化直前に、被疑者から任意で事情を聞き、ストーリーの確かさを検証し、押収した証拠物の精査によってもストーリーの検証を行う 3 こうしてストーリーに自信を持つと、被疑者らに徹底的に押しつけて、もぎ取るようにして調書を作成する といった流れになりがちです。 問題は、上記のような「ストーリー」が、どこまで真相に迫っているか、で、いちいち被疑者から聞き出して組み立てたもので

    2006-06-20
  • 2006-06-26

    http://www32.ocn.ne.jp/~sujaku/nikko/taikennki.html たまたま見つけたものですが、体験したものしかわからない具体性、迫真性があり、非常に読み応えがあります。 昭和57年は、ホテルニュージャパン火災と、羽田沖日航機墜落事故が、連日発生し、高校3年生だった私も、毎日、テレビに釘付けになっていた記憶があります。 この事故の後、3年余りたって、昭和60年に、あの日航ジャンボ機墜落事故が起きることになります。 http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200606250309.html 捜査では、被疑者の供述について、信用性確保のためにも、合理的か、裏付けがとれるか、他の証拠と整合性があるか、等々のあらゆる観点から検証が行われます。 ただ、裏付けが取れない部分も残るのが普通で、被疑者の特異な性格等もあっ

    2006-06-26
  • 2006-06-29

    http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060628AT1G2003R28062006.html 刑事事件について経験がある立場からアドバイスするとすれば、それぞれの事件には、争点というものがあるはずですから、裁判員になった人は、何が争点か、ということを頭に置き、問題意識を持って法廷での様子や証拠を見て行くとよいと思います。 何が争点かがよくわからなければ、できるだけ早めに、裁判官に聞いておくとよいでしょう。事実関係に争いがある事件であれば、事実関係についていくつかの争点がありますし、事実関係に争いがない事件でも、量刑(どのような刑を宣告するか)は必ず問題になります。 そういった争点について、ある程度メモをとったりしながら、自分なりの心証を形成(心の中で自分なりの意見を持つこと)して、評議の際には、そういった意見を遠慮なく言うべきだと思います。ただ、自分

    2006-06-29
  • 2006-06-14

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000003-yom-soci 妥当なところに落ち着いた、と評価してよいでしょう。 原審の判断は、改めて強く批判されるべきではないかと思います。 http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060315#1142373532 http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/060613/news_5.html 鑑定は〇二年十一月、男性が包丁を所持していたなどとして、銃刀法違反容疑で逮捕された際に、同地検の依頼を受け宇都宮少年鑑別所の専門官二人が実施。男性は「重度知的障害」と認定されたことなどから、不起訴処分になっていた。 過去の事件記録は、一種の「宝の山」であり、必要に応じ、他地検からでも取り寄せ、検討してみると、その被疑者・被告人について、いろいろな

    2006-06-14
  • 2006-06-17

    http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/shin02-13-06.pdf この中の、第1問について、先日、非常勤講師をしている法科大学院で、学生の皆さんと一緒に検討してみました。第2問も、同様の方法で、近日中に検討したいと考えていますが、とりあえず、第1問を検討した感想を若干述べておきます。 まず言えると思ったのは、なかなか良い問題である、ということです。また、これを2時間で検討して答案を書くのは、結構大変だろうな、とも思いました。読むべき分量も多く、また、細かい事実関係も問題になるので、時間切れになった人も少なくなかったのではないか、と思いましたが、実際はどうだったのでしょうか。 中身については、ネタバレになるので敢えて触れませんが、出題されている事案は、実務上もよく見られるようなもので、ありふれているけれども、いろいろと問題があり、それらの問題点を

    2006-06-17
  • 2006-05-31

    http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060529/eve_____sya_____000.shtml 嘆願書の文面は三人の弁護士を交えて何度も検討したという。被告ごとの嘆願書と三人一緒のものとがあり、三人一緒のものには「談合は非難されるべき行為であり、相次いで摘発されてきた。それにもかかわらず繰り返されるのは、さまざまな要因が絡み合い重なり合った、いわば日の社会に根ざしたものだ」との説明がある。 その上で「事件は三人だけの責任ではなく、施設庁出身者、工事に携わった者など関係者すべてが真剣に受け止め、反省すべきものだ」としている。最後に裁判所に対し「寛大なご処置」を希望して結んでいる。 こういう、一種の「共犯者」(広い意味での)が、上記のような嘆願書を出しても、その効果は期待できないでしょう。むしろ、「日の社会に根ざしたものだ」などと、他人事のように書い

    2006-05-31