下請けの中小企業が、発注元の大手企業から、価格交渉に応じてもらえなかったり、価格転嫁ができていなかったりする実態を、当媒体が「下請けイジメ横行の運送業界 価格交渉すれば「代わりはいくらでもいる」と嘲笑、経産省「価格転嫁調査」でわかった“美しい国”ニッポンの現実」(ライター:日野百草、2023年2月12日配信)で報じた。 記事では、運送事業者の事例を中心に取り上げ、埼玉県で軽貨物のオーナードライバーをしている60代男性の悲痛な声も紹介された。 「末端は価格交渉の余地すらありません。そんなことをしたら『代わりはいくらでもいる』となります」 「代わりはいくらでもいる」は、とても厳しい、キツイ言葉であり、相手を強く傷つける。その言葉がヒトに与える影響、そしてなぜ言ってはいけないのかを心理学の面から見てみよう。
![「お前の代わりはいくらでもいる」 下請け運送業者のプライドを奪う荷主に突き刺さる、「2024年問題」という名の鋭角ブーメラン | Merkmal(メルクマール)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4ca2b0cd31bde36ef1ace220c57d86c0c074ddb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmerkmal-biz.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F02%2F230214_kawariha_01.jpg)