不可能と言われた国家のエネルギー政策の転換を、猛烈なスピードで、そして巧みに実現させているドイツ ドイツが原子力発電を復活させることは金輪際あり得ない - 福島第一原発の事故がその事を決定づけた イェンス・スラウ / ドイツ国際放送 3月10日 ドイツは再生可能エネルギー革命を成し遂げることができました。 国内にはもう原発推進派と反対派の衝突もありませんし、以前のように主義主張の違いによる非難の応酬もありません。 しかしドイツ以外では状況は異なっています。 多くの国では、福島第一原発の事故の引き金を引いたのは自然災害であるとしています。 日本は短い休止期間を経て、再び原発の再稼働への道を歩み始めました。 フランスやアメリカに至っては、原子力発電の廃止について真剣に検討を行ったことなど一度もありません。 いったんは原子力発電設備を作り上げた国の中で、ドイツだけがこうした思い切った決断を行った