ブックマーク / www.art-annual.jp (6)

  • 原美術館が「快楽の館」に…篠山紀信が全作撮り下ろしの新作個展を開催 | Art Annual online

    原美術館で、1960年代から現在まで常に写真界の先頭を走り続けてきた篠山紀信の個展「快楽の館」が開催される。 2012年以来「篠山紀信 写真力」展が全国各地の美術館を巡回している篠山だが、今展はまったく異なるコンセプトにより、原美術館だけで開催するユニークな展覧会。テーマは1938年完成の邸宅が元になった原美術館を、篠山紀信がカメラによって《快楽の館》に変貌させること。出品作品はすべて撮り下ろしの新作で、およそ30名にものぼるモデルを起用したヌード写真が発表される。 今回展示される作品は全て原美術館で撮られたもので、プリントのいくつかは《撮影したその場所》の壁面に展示される。展覧会入れ替えの休館期間を利用して敢行された撮影。作品のない空っぽの展示室や、1938年の竣工当時の面影が残る階段、木々が繁り落葉が舞う庭、通常は公開されない屋上など館内のあらゆる場所で、佇み・座り・横たわり・跳び・躍

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  • 桜井 武(熊本市現代美術館館長):「平成28年 熊本地震」被災状況等について | Art Annual online

    今回の地震発生時に熊市現代美術館(2004年開館)では「だまし絵王エッシャーの挑戦状」が開催されていた。これはオランダの画家M・C・エッシャーと近・現代の内外アーティストによる展覧会であり、初日から多くの観客が詰めかけ、好調に滑り出していた。しかし開催一週間たらずで大地震に見舞われ、展覧会は中断。館が入っているビル全体の修理が必要となり、一時閉館を余儀なくされた。 この地震は2度とも夜間の閉館時に発生し、したがって観客の避難誘導等の必要性はなかった。館内の被害状況は、メインの企画展示室において展示用大型移動壁の多くが動き、固定壁をつなぐ壁紙が裂けた。また細かな器具や部品が飛散し、天井からの細かな落下物が多く、床は埃で白く覆われていたが、幸い移動壁がレールから外れたり、倒れたりはしなかった。この展覧会では、エッシャー、ダリ、草間弥生、福田繁雄等の展示作品は、数点が落下したが損傷はなく、概ね

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  • 「ダダ100周年フェスティバル」今夏開催―記者発表にはダダが乱入!? | Art Annual online

    今夏、東京で開催される「ダダ100周年フェスティバル」の記者会見が、東京・麻布のスイス大使館で開催された。 ダダイズムは、1916年にチューリヒにあるキャバレー・ヴォルテールで生まれ、グローバルなアート・ムーブメントとして世に広がった運動だ。詩人のトリスタン・ツァラ、美術家のハンス・アルプ、ゾフィー・トイバー、ドイツの文学者フーゴー・バル、詩人のエミー・へニングスや文学者のリヒャルト・ヒュルゼンベックらが参加し、その流れはベルリン、ニューヨーク、パリにも拡大。東京でも、柳瀬正夢、村山知義らが「マヴォ」を結成し、日のダダイズムの先駆けとなっている。 誕生から100年がたった今日においても、アーティストたちにグローバルかつ普遍的なインスピレーションを与えているダダイズム。「ダダ100周年フェスティバル」は、東京の様々な施設でパフォーマンスや展示、イベントなどを開催することで、ダダの発想を今日

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  • 「若冲展」に最大で5時間以上の長蛇の列、美術館の対策は? | Art Annual online

    65歳以上の入場料が無料になるシルバーデーの5月18日、東京都美術館で開催されている「生誕300年記念 若冲展」では最大で320分待ちの長蛇の列ができた。東京都美術館でも「例がない事態」(東京都美術館広報談)だ。 東京初の若冲大回顧展となった今展は「釈迦三尊像」3幅(相国寺蔵)と「動植綵絵」30幅(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)が一堂に会する機会として様々なメディアで大々的に取り上げられており、5月2日に来場者数10万人、10日には20万人を記録。会期終了までに30万人突破は必至のペースとなっている。 しかし今展は最初から長蛇の列ができていたわけではない。会期初日の4月22日(金)時点では20分程度の待ち時間で、最初の週末となった4月23日(土)・24日(日)でも最大50分程度だった。来場者の増加が目立ち始めたのはゴールデンウィークが明けてから。5月8日(日)までは最大で140分だった待ち時間が1

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  • 日本初!ゲルハルト・リヒターの最新作を恒久展示するスペースが瀬戸内の無人島(愛媛県上島町豊島)に誕生 | Art Annual online

    瀬戸内アートプラットフォーム(SAPF)とNPO法人ピースウィンズ・ジャパンは、ゲルハルト・リヒターの立体ガラス作品の一般公開を瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ無人島・豊島(愛媛県上島町)で開始すると発表した。 今回の作品恒久展示はリヒターが2011年秋に瀬戸内海を初めて訪問し、滞在した豊島の風景や自然が気に入ったことから実現したもので、施設デザインもリヒター自身が担当。竹林に囲まれた斜面に立つ建物は、海側が全面ガラス張りになっており、陽光がふんだんに入るように設計され、無垢のナラ材が張られた側壁には縦長の窓が3カ所ずつ設置。時間の経過や季節、天候に応じて、室内に入る光の強さ、方向、色合いが変化するという。 また内部には新作などを展示。「ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス/豊島」と名付けられた作品は、190×180cmの透明な14枚のガラス板が、連続して「ハの字」を描くように少しずつ角度を変え

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  • アメリカで最も重要な写真家 ライアン・マッギンレー来日!日本初美術館個展開催 | Art Annual online

    いま「アメリカで最も重要な写真家」と高く評価されるライアン・マッギンレー(1977年生まれ)が4月16日より待望の日初美術館個展「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」を東京オペラシティ アートギャラリーで開催する。 2003年、若干25歳の時にホイットニー美術館で個展「The Kids Are Alright」を開催するなど早くからその才能を開花させたマッギンレー。その作品に登場する人物たちは、そのほとんどがヌード。特に特徴的なのが、見渡すかぎりの広大な草原のなかを疾走し、小高い木の上から飛び、雪原に横たわる全裸の被写体たちの奇妙な行為だ。 彼らは皆プロのモデルではなく、マッギンレーは、衣服を脱いだ彼らがふと垣間みせる一瞬のふるまいを作品にしており、マッギンレーのヌード写真は、表面的な美しさと言うよりも、日常の制約や束縛から解放された精神の自由を捉えているといえる。 今展では約

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