ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (3)

  • 『MASTERキートン』の「ナイフは至近距離なら銃より速い」は本当か - 火薬と鋼

    前々から書こうと思っていた漫画『MASTERキートン』のナイフ術についての話を書く。 『MASTERキートン』の主人公、平賀=キートン・太一は元英軍特殊部隊SAS隊員・考古学者・保健調査員の3つの顔を持つため、作品に様々な知識が登場し、軍隊格闘技、近接戦闘に関する話も出てくる。 中でも「狩人の季節」「獲物の季節」「収穫の季節」の一連のエピソードのナイフに関する話は覚えている人が多いのではないだろうか。 MASTER KEATON / 2 完全版 (ビッグコミックススペシャル) 作者:浦沢 直樹小学館Amazon ナイフの有利を説く場面 単行2巻から該当する部分を引用してみる。画像下にナイフ術に関するセリフも引用した。 なお、私が持っているのは古いコミックなので現在入手できる完全版とは違う部分もあるかもしれない。 この話では同じ説明が3つの場面で登場する。 まずは主人公・平賀=キートン・太

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  • 虫の声を聞き取る日本人の脳は特別か? - 火薬と鋼

    人の脳の働き方は虫の声を「声」として聞き取るように特殊だという記事が掲載されていた。 なぜ日人には虫の「声」が聞こえ、外国人には聞こえないのか?- 記事詳細|Infoseekニュース これは角田忠信の『日人の脳 脳の働きと東西の文化』(大修館書店、1978年)などで広く一般に知れ渡った説だ。 日人の脳―脳の働きと東西の文化 作者: 角田忠信出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1978/01/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (9件) を見る他ので言及されていることも多いので、それで知った人もいるだろう。 しかしあまり知られていないが、この説の根拠となる研究には問題があったのである。 この角田忠信の主張に否定的な論文が1981年に出ており、さらに『科学朝日』誌上で1990年3月号からこの問題についての論争が掲載されたことがある。それら

    虫の声を聞き取る日本人の脳は特別か? - 火薬と鋼
  • 江戸しぐさを巡る人々と江戸しぐさの衰退『江戸しぐさの終焉』 - 火薬と鋼

    江戸しぐさの終焉 (星海社新書) 作者: 原田実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/02/26メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る 原田実氏の『江戸しぐさの正体』の続編とでもいうべきが出版された。早速購入。 前著の『江戸しぐさの正体』については以下に書いた。 広まってしまったインチキ江戸『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 - 火薬と鋼 今回の『江戸しぐさの終焉』は、江戸しぐさの問題点、前著の後に明らかになった事情、その後の推移を整理している。 いくつかは続・江戸しぐさの正体 | ジセダイ―星海社がおくる、行動機会提案サイトに書かれた内容と重なっている。 前著を読んでいなくともわかるように問題を追っているので、これだけ読んでも大丈夫だ。 大きく分けると以下のような内容になっている。 江戸しぐさの問題点。江戸時代にありえない内容や普及について。そして教

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