ニーズとウォンツということばがある。 商売の勉強をしたことのある人であれば、一度はきいたことがあると思う。「ニーズ」は必要なもの、「ウォンツ」は欲しいもの・もしくは潜在的に必要だけと、まだ気づいていないものというような意味だっただろうか。 以前読んでいた、そういうたぐいの本をあらためて最近読みかえしていて、「人は欲しいものは買わない」ということばは、人の奥深いところをつついているなあとあらためて感心した。 「必要なもの」と思っているものを、私たちは迷うことなく買う。歯みがき粉だって・アイロンだって・バスタオルだってそうだ。 対して、「欲しいもの」を買わなかったことは何度あるだろう。昨日だって、帰り道にたまたま通り掛かったすてきなのれんの寿司屋さんに入りたいと思ったけど、炊飯器にご飯がのこっていたからまっすぐ家に帰ることにした。 洋服だってそうだ。日々いろんなお店にいって服を見て、「ああ、い
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