ブックマーク / note.com/tadao310 (1)

  • 珈琲のある生活。|忠雄

    休日。 朝早くに目覚めて行きつけのコーヒースタンドに立ち寄り、マスターが勧める今日の珈琲を一杯注文。 カウンター席に座り、カバンからおもむろにニューヨークタイムズを取り出し一面からざっと見る。 入り口から差し込む太陽の光が、新聞を照らしすこし読みにくいが、眠気を覚ましてくれるのでこれで良しだ。 注文したコーヒーが抽出される。 ふと、カウンターの上を見ると焼きたてのパン菓子が。マスターに目線で合図し小銭をカウンターに置き、優しい手つきでパンを手に取る。 これで準備万端だ。 入れたての少し熱いコーヒーを一口飲めば、道を珈琲の苦みや酸味が走り抜けるのを感じる。 一口パンを頬張りまた珈琲を飲むと、口の中で菓子がほろほろとほどけていき至上のひと時となる。 そして、私はまたニューヨークタイムズの紙面に目をやり、世界情勢の坩堝に身を委ねるのだ。 土曜日の朝。 仕事先で見かけたコーヒースタンドが素敵すぎ

    珈琲のある生活。|忠雄
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