ブックマーク / sumus2013.exblog.jp (3)

  • 「高橋麻帆書店」という古書店 | daily-sumus2

    高橋麻帆『「高橋麻帆書店」という古書店』(龜鳴屋、二〇一七年六月一日)読了。タテ135ミリという掌サイズ。函入。そして文が綴じられていない、というところがミソである。この冒険的な造のアイデアについては図版解説のなかで触れられている。 《ドイツのシュトゥルムの植物図鑑ほど、手元に置きたくなる愛らしいものが他にあるでしょうか。実は、私が今書いているこのは、龜鳴屋さんがシュトゥルムをもとにオマージュとして作りました。》

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  • 埴原一亟 古本小説集 | daily-sumus2

    善行撰『埴原一亟 古小説集』(夏葉社、二〇一七年八月三〇日)読了。とにかく面白い(文字通り素直に面白い)小説集だった。 私小説のようにも読もうと思えば読めるが、小生の受けた感じでは私小説ではない。作者自身が古屋をやっていたこともあり(昭和十一年、武蔵野線東長崎駅前通りに古屋「一千社」開店)、屑屋の世界にも精通していたわけだが、それはあくまで熟知した素材であって、物語そのものはほぼフィクションではないだろうか。 書のなかで完成度の高いのは「翌檜(あすなろう)」である。ハラハラさせられるのは「生活の出発」で、これは高利貸しの風俗記録としても意義ある作品かと思う。個人的には「かまきりの歌」を興味深く読んだ。一膳めし屋で顔をあわせる浪人中の中学生と初老の男性が仲良くなり、その謎めいた男性の過去が暴かれて行く……と、もうすこし具体的に紹介したいけれど、面白味が半減してしまってもいけないの

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  • 桑原武夫記念コーナー | daily-sumus2

    京都市右京中央図書館へ立ち寄った。二〇〇八年にオープンしたらしいが、初めて足を踏み入れた。を見ながら突き当たりまで歩いて行くと「桑原武夫記念コーナー」という看板があった。 窓際の片隅に、写真や年譜のパネルと遺品(筆硯、印章、ノート、コピー原稿、習字、水彩画スケッチブック、成績表、日記帳、献呈など)の展示。遺愛のテーブルと椅子も置かれていた。

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