心理士として心理学を研究していると、心理理論を科学的に証明するために統計は不可欠です。昨今「ビッグデータ」が話題になっていますが、膨大な量のデータを統計分析すると、日本人の新たな行動パターンが見えてきます。 今回、コンドームを主力商品とする相模ゴム工業株式会社が発表した「ニッポンのセックス」という興味深い調査結果と、総務省統計局が持つ膨大なデータをマッチングさせて統計処理しました。その結果、私たちが信じている常識と全く異なった面白い結果を示すものがありましたので、紹介いたします。 セックス調査と総務省のデータから導かれた意外な相関関係 「ニッポンのセックス」では、都道府県別の「浮気率」や「性生活の満足度」「セックスの回数」などのデータが公表されています。例えば、現在進行中の浮気率は、男性の場合26.9%、女性は16.3%と高い割合となっています。結構ショックな結果ですよね。この数値は、浮気