ブックマーク / www.ninchi-shou.com (3)

  • 終わりに向かって歩む父。 - 鹿児島認知症ブログ

    心不全で入院していた父が先日、リハビリのため転院になった。 医療上必要な転院というよりも、我々家族が「逃がした」という表現の方が適切かもしれない。 入院前は中等度介助で歩行していた父が、3週間の入院で寝たきりになり、事も摂れなくなってしまった。 せん妄は初期対応が重要 高齢者の入院中に頻度高く起きるせん妄。父もご多分に漏れず、入院当日の夜からせん妄を発症した。 そのこと自体は致し方ない。 重要なのは、せん妄の早期発見と早期対応である。 早期対応には薬物療法も非薬物療法も含まれるが、さし当たって重要なのは「離床」である。これは医療関係者にとっては常識であり、いかに早期に離床を進めていくかということは、患者回復のみならず在院日数短縮にも繋がることなので、患者と病院双方にメリットがある。 せん妄に対する初動を誤れば、そのうちにせん妄を起こすエネルギーすら枯れ果てて沈んでいく。その深みから戻って

    終わりに向かって歩む父。 - 鹿児島認知症ブログ
  • 過食の原因として、また認知症リスクとしての鉄欠乏について。 - 鹿児島認知症ブログ

    質的栄養失調による体調不良をきたしている患者さん達を診るようになり、そこで得られた知見を認知症診療にも応用するようになった。 質的栄養失調については、下記を参考に。 www.ninchi-shou.com 鉄不足で過になる可能性は? 以前紹介したこの方。 www.ninchi-shou.com その後しばらくして、「過」を主訴に再診された。 一日何度も「ご飯はまだ?」と聞かれ、娘さんがその都度お菓子や果物をべさせているうちに体重が増えてしまったようだ。 ちなみに、この患者さん(80代後半)と娘さん(60前後)、お孫さん(女性、30代)、皆さんかなり「ふくよか」で、炭水化物が大好きとのこと。「貯め込みやすい」という遺伝形質のスイッチが、炭水化物の過剰摂取で押されたのだろうか。*1 「間には、お菓子や果物ではなく、ゆで卵やコンビニのサラダチキンなどのタンパク質を勧めてはどうか?」と提案

    過食の原因として、また認知症リスクとしての鉄欠乏について。 - 鹿児島認知症ブログ
  • 人体実験を行う医者とは? - 鹿児島認知症ブログ

    2014年4月から「鹿児島認知症ブログ」を書き始めたので、2016年4月現在で3年目に入ったことになる。 お陰様で、それなりに人の目に留まるようになった当ブログだが、それは同時に様々な反応に直面するようになった、ということでもある。 ブログへの好意的な反応は素直に有り難いものだし、否定的な反応を目にすると考え込むこともある。頂いた否定的な反応を以下に幾つか挙げてみる。 ブログに寄せられた否定的な反応 そんなことは、わざわざ言われるまでもなく知っている 昔から日人はコメという糖質を摂取してきたのに、それが身体に悪いなんてあり得ない 栄養学の知識のないヤツが好き勝手に書いているブログ 患者で人体実験をして恥ずかしくないんですか? 1→返しようのないコメントなので、そっとスルーする。 2→ヒトには個体差というものがある。糖質摂取が身体への負担になる人は確実に存在する。そして、昔からべている

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