ブックマーク / www.s.u-tokyo.ac.jp (6)

  • 科学英語を考える - 理学部ニュース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    著者:トム・ガリー(教養学部附属教養教育開発機構 准教授) 翻訳家・辞書編集者。1957年米国カリフォルニア州生まれ。シカゴ大学で言語学数学の両修士課程を卒業。1983年から日に在住。2002~2005年、東京大学大学院理学系研究科化学専攻で「化学英語演習」(Academic English for Chemistry)を担当。現在、教養学部でALESSプログラムのマネージング・ディレクター。

  • アフリカツメガエルの複雑なゲノムを解読:脊椎動物への進化の原動力「全ゲノム重複」の謎に迫る - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    国際アフリカツメガエル・ゲノムプロジェクト・コンソーシアム 《 代表:平良 眞規(東京大学)、ダニエル・ロクサー & リチャード・ハーランド(カリフォルニア大) 》 発表のポイント 2種類の祖先種が異種交配して「全ゲノムが重複」したとされるアフリカツメガエル。その複雑なゲノムの全構造を明らかにした。これにより、ついに全ての主要モデル生物のゲノム情報が出揃った。 祖先種から受け継いだ2種類のゲノム(サブゲノム)を特定することに成功し、約1800万年前の「全ゲノム重複」の後に、ゲノムがどのように進化したかを初めて明らかにした。 ゲノム情報は、生命科学の発展に多大な貢献をするだけではなく、約5億年前に脊椎動物が誕生する過程で起きたとされる「全ゲノム重複」の謎を解く鍵、ロゼッタストーンとなる。 発表概要 さまざまな生物の全ゲノム解読は、全遺伝子の解明を通じて広く生命科学に寄与するとともに、生物進

  • 地球が地球である理由 - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    東京大学大気海洋研究所 東京大学理学系研究科 概要 東京大学大気海洋研究所の横山祐典教授と尾崎和海特任研究員(現:ジョージア工科大学NASAポスドク研究員)、および米国ライス大学とイェール大学の合同チームは、大陸地殻の成長と大気中酸素濃度の段階的上昇の間に密接な因果関係があることを、地球科学的情報の統合的解釈(ジルコン年代、熱力学平衡計算など)、および地球表層圏についての炭素循環モデルを駆使することで明らかにしました。 チームはジルコン(ZrSiO4)と呼ばれる鉱物のウラン−鉛年代測定(注3)結果の再解釈や岩石学的考察などを行い、およそ27−25億年前にかけて大陸地殻の組成が苦鉄質から珪長質へと変化したことを突き止めました。これは、プレートの沈み込みに伴い地球内部に大量の水が供給されるようになった結果引き起こされたと考えることができます。苦鉄質岩石は珪長質岩石に比べて酸素との反応性が非常に

  • 福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表のポイント 福島県内でホールボディーカウンター(以下WBC(注1))を用いて三万人以上の体内セシウム量を測定し、チェルノブイリ事故で得られた知見に基づく予想よりも、内部被ばくが遙かに低いことを明らかにした。 特に、2012年秋に三春町の小中学生全員を測定したところ、検出限界を超えた児童生徒は皆無であった。サンプリングバイアス(注2)が無い測定により福島の内部被ばくが低いことが示されたのは、これが初めてである。 現在の福島県内の日常生活において、品からの慢性的な放射性セシウム摂取が非常に低く抑えられていることが示された。 発表概要 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授 早野龍五らのグループは、福島第一原発事故後7-20ヶ月間に、福島県平田村のひらた中央病院に設置されたWBCを用いて、32,811人の内部被ばく調査を行った。その結果、福島県内の放射性セシウムによる土壌汚染度にチェルノ

  • 波を使って海を拓く技術官僚となること - 理学から羽ばたけ - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    図1:関東の南1200 kmにある小笠原海台の鯨瞰図。太平洋プレート上の小笠原海台が伊豆小笠原海嶺に衝突,変形し,巨大な断層を多数発生させている。 PROFILE 吉田 剛(よしだ つよし) 1994年 東京大学理学部天文学科卒業。 1996年 東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修士課程修了。 1999年 同博士課程修了,博士(理学)海上保安庁入庁。 2006年 米国ニューハンプシャー大学大学院GEBCO日財団大洋調査課程修了。国際水路機関カテゴリーA水路測量士資格取得。現在,海上保安庁海洋情報部大陸棚調査官。 天文学の学生が海上保安庁の官僚になる,と聞くとたいへん奇異に感じるかもしれない。しかし,私の場合,官僚となって変わったことは,スーツを着て朝決まった時間に出勤することと給料がもらえることだけで,実際にやることはそれほど大きな違いはなかった。私は,学部では電波による観測を,修士課

  • 石英質の塵粒が輝く恒星を発見、惑星形成の途上か - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表のポイント HD15407Aと呼ばれる恒星の周りに大量の石英質の塵を発見しました。 石英質の塵は宇宙空間では珍しい鉱物で、地球に類似した微惑星の存在の可能性があります。 太陽系以外の星の周りで、惑星が作られていく過程の解明につながることが期待されます。 発表概要 国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究チームは、日の赤外線天文衛星「あかり」と米国の赤外線宇宙望遠鏡「スピッツァー」の観測から、石英質の塵が周囲に豊富に存在する恒星を発見しました。この塵は、恒星の周囲で惑星が形成される過程で、惑星の材料となる「微惑星」が非常に活発に衝突することで放出された可能性があり、今後、太陽系外惑星の形成過程やその材料物質についてのさらなる解明の手がかりになると期待されます。 発表内容 図1:(左)「あかり」により観測された HD 15407A の赤外線画像 (視野0.15度×0.15度)。(右)

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