ギリシャ・アテネ(Athens)のアクロポリスの丘(2011年12月31日撮影)。(c)AFP/LOUISA GOULIAMAKI 【1月20日 AFP】「アクロポリス(Acropolis)貸します」――ギリシャ文化省が17日、同国の最も重要な遺跡群の一部を広告会社などの企業に貸し出すと発表した。財政危機に苦しむ同国がユーロを稼ぐための苦肉の策だが、国民や考古学者の反発は必至とみられる。 同省は、遺跡の貸し出しはギリシャ古代遺跡を身近なものにする「働きかけ」に役立つ常とう手段だとして、収入は遺跡の維持や監視にあてると発表した。最初に貸し出されるのはパルテノン(Parthenon)神殿の建つアクロポリスの丘。 考古学者らは、長年こうした動きを冒とく行為だとして反発してきた。だが文化省は、遺跡の貸し出しには厳しい条件を付けるとしている。 前年12月末に行われた同省の説明によると、商業写真の撮影
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