もう10年くらい前になるか、自分がソフトウェア系の技術者として学び、仕事を始めた頃、コミュニケーションなんてクソだと思っていた。もともと電話嫌いということもあって(これはいまだにそうなのだけど)、基本的に文字で会話すべきだし、なるべく図で示すことで、会話すべてをなくしてしまいたいとすら思っていた。 それから10年。インターネットの高度な発達と、半導体の急激な発達は、会話をするツールに変化をもたらした。LINEのような即時テキストチャットツール、FaceTimeのようなビジュアルチャット、VoIPによる電話料金のカットすら行われている。 ところが、ここ数年、そういう発達を貢献した技術者に対して、「もっと会話をしろ」という風潮になっている。会話をするツールに変化をもたらした結果、時間に対する変化が大きくなり、それに乗っていくには、実際に会って会話をせざるを得ないことになってしまったからだ。 そ