子どもの味覚に“異変” 10月21日 18時05分 「甘味」や「苦味」といった子どもたちの「味覚」に関して、気になるデータが初めて明らかになりました。 専門家が子どもの味覚を調査したところ、およそ3割の子どもが「味覚」を正しく感じることができていないというのです。 子どもの味覚に何が起きているのでしょうか。 社会部の山屋智香子記者が解説します。 子どもの味覚調査で明らかに 東京医科歯科大学の植野正之准教授の研究グループはおととし、埼玉県内の小学1年生から中学3年生までの349人を対象に、「甘味」や「苦味」など基本となる4つの味覚を認識できるかどうか調査を行いました。 その結果、「酸味」を認識できなかった子どもは全体の21%で、「塩味」は14%、「甘味」と「苦味」については6%の子どもが分からないと答えました。 また、いずれかの味覚を認識できなかった子どもは107人と全体の31%を