2010/05/06 Windows 7発売後半年が経ち、Office 2010も5月1日にボリュームライセンスの提供が開始された。企業はこれらへの移行をどう計画すればいいのか。そもそも新製品への移行は不可避なのだろうか。4月下旬に来日し、「ガートナー ITインフラストラクチャ&データセンター サミット 2010」で講演した米ガートナー リサーチ バイスプレジデント兼最上級アナリスト マイケル・シルバー(Michael Silver)氏に聞いた。 シルバー氏はまず、マイクロソフトの製品提供計画に対し、企業のとれる選択肢は限られているのではないかという言い方に異を唱える。 「マイクロソフトが企業にバージョンアップを強いているという考え方は、多少誇張が過ぎる。マイクロソフトは業界で最も長いサポート・タイムラインを提供している(メインストリームサポート5年、延長サポート5年)。Linuxベンダは