ボードゲームに親しむうちに「このゲームって誰が作ってるの?」と疑問に思い始めた人はいませんか? 「大手のおもちゃメーカーじゃない会社名が箱に書いてあるな」と気付いている人もいるはず。 今回は、年間販売数1万個以上の「コヨーテ」や、海外の愛好家も多い「枯山水」など話題の名作ゲームの版元、を取材。ドイツを中心とした欧米のゲームを、日本語版として独自にリリースする会社の制作責任者・吉田恒平さんの「人生を変えたゲーム」とは? 当時マニアからも無視されていたゲームを「日本進出」させたかった吉田さん自身がボードゲームと出合ったのは、どういうきっかけだったんでしょうか。中学生の頃、同級生のゲーム仲間だった沢田大樹(ニューゲームズオーダーの翻訳担当者)が「ドイツのボードゲームが面白いらしい」と言ってきたんです。当時(約25年前)の日本の卓上ゲームの愛好者の間ではTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲ