オリックスは5月11日、2024年3月で株主優待制度を廃止すると発表した。取締役会で決定された内容。 画像は2021年度のグループ優待の案内 オリックスでは、2010年から「株主カード」の提示で同社グループが提供するサービスの割引優待制度を開始し、2015年からはカタログギフト方式の「ふるさと優待」も提供してきた。今回の決定によって株主カードは裏面に記載の有効期限(2025年7月31日)で失効し、ふるさと優待は2024年3月分の送付をもって終了する。 同社は廃止の決定について、「中期的な方向性を設定し、さらなる事業成長に努めるとともに、株主の皆さまへのより公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、株主優待制度については廃止し、今後は配当等による利益還元に集約する」ことにしたと説明している。