17日午後の香港株式市場の取引で、複数の銘柄が次々と突然急落した。香港は時価総額で世界4位の株式市場だが、投資家に衝撃を与えている。 佳源国際、陽光100中国、仁天科技は数分間で75%強の下げに見舞われた。引けまでに少なくとも10社が20%を超える下げとなり、374億香港ドル(約5200億円)の時価総額が吹き飛んだ。この大半を占めたのは不動産開発の佳源国際で、記録的な出来高のなか同社だけで263億香港ドルの時価総額を失った。 交銀国際のチーフストラテジスト、洪灏氏は「急落した企業の中には、株式を持ち合っているところがあるかもしれない。そのうちの1社が崩れれば、関連銘柄も下げが連動する」と指摘。「年内に同様の株価急落が再発する可能性は高い。香港では多くの株式質権が非公表で設定されている。そのポジションが解消されると、雪崩を誘発する」と述べた。 佳源国際の外部の広報担当者は、同社は今のところコ